東京でもニーズが高まる女性産婦人科医

妊娠・出産を迎える女性の間で近年、女性医師を希望する人が増えており、その理由として「男性医師には抵抗を感じる」「女性の方が悩みを相談しやすい」との声も聞かれます。

実際、東京でも女性医師の病院に予約が集中するケースが増えているようです。

かつては男性医師が大半を占めていた産婦人科医ですが、女性医師を希望する患者の増加に伴い、近年は女性医師の数が年々増加。

20代と30代では女性医師の数が男性医師を上回っています。

医師の男女比が逆転した他の要因に男性医師の産婦人科離れがあげられ、その背景として医療訴訟リスクの高さや夜間勤務を伴う過酷な診療業務の実態が指摘されています。

女性医師に活躍の場が広がったとはいえ、訴訟リスクや昼夜を問わない激務は男女を問わない深刻な問題です。

また、女性医師の場合は自分自身の出産や家事・育児というハードルもあります。

昨今の少子化問題を考える上では、医師を取り巻く労働環境の改善も大きな鍵を握っているのではないでしょうか。